Fino2017年8月号 掲載
2017.06.03
指揮者の山田和樹さんが、3年をかけて作曲家グスタフ・マーラーの全曲演奏に挑む『山田和樹マーラー・ツィクルス』シリーズ。この第8回の鑑賞会を6月3日(土)に行いました。当日演奏されたのは『千人の交響曲』。名前の通り、8人の独唱者、混声合唱、児童合唱、大編成のオーケストラ、オルガンを擁する最大規模の交響曲です。圧倒されるような素晴らしい公演後には、メンバー様限定のアフターパーティーを実施。山田さんも駆けつけ、「昨今は小さなコミュニティが注目されているので時代に逆行するようですが、今回のように重厚で壮大な作品に挑戦すると“大きい”ということの素晴らしさを改めて感じます。音楽を奏でることで人と人とがわかり合えることもあるのではないかと、私自身も勇気をもらえるような公演になりました」と話してくださいました。参加いただいた方には、山田さんのサイン入りプログラムもプレゼント。山田さんのお話を聞くことで、より壮麗な演奏の興奮を共有いただけた貴重な時間になりました。
撮影/福井馨