第26回『Bunkamuraドゥマゴ文学賞』受賞作 中村文則著『私の消滅』（サイン入り）プレゼント

Fino２０１６年１１月号 掲載

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1990年の創設以来、“毎年変わるただ一人の選考委員”によって受賞作が選ばれてきた『Bunkamuraドゥマゴ文学賞』。
第26回となる2016年の選考委員は、名古屋外国語大学学長でロシア文学者でもある亀山郁夫さんが務め、受賞作は中村文則さんの『私の消滅』（文藝春秋）に決定しました。
本作は、一人の女性を愛した精神科医の物語。自殺願望のある彼女を生かすため、記憶障害をもたらす可能性のある治療を施すうちに、登場人物たちの“記憶＝個”が曖昧になっていく様子を精緻なミステリー仕立てで描いた作品です。
このサイン入り書籍をメンバー様にプレゼントします。中村さんは『芥川賞』や『大江健三郎賞』、日本人初の受賞となった『デイビッド・グディス賞』など、これまで数々の栄誉ある賞を受賞してきた作家。
この機会に、中村文学を体感してみてはいかがでしょう。